スギ・ヒノキ・ブタクサの花粉症アレルギーのあるニコルです!(涙)
私は小さい頃からスギ・ブタクサ・ヒノキの花粉症がありました。日本では一般的な花粉症の種類です。
そしてかなり重症な方だと思います。会社へ行く時も花粉症用のメガネを着用したり、もちろんマスクは欠かせません。
ラッキーなことにアメリカ東部に引っ越ししてきて1年間発症しなかったんです。ストレスがなくとても快適でした。
ですがロサンゼルスに引越してきて、また花粉症の症状が出てしまいました。
ロサンゼルスもニューヨークも花粉症を発症している人は日本と同じように多かったのに、私が発症しなかったのは樹木の種類が違うせいなのかもしれません。
今回は私の生きてきた中で受けた花粉症治療について4つの方法をご紹介したいと思います。
こちらでご紹介している治療法の効果には個人差がありますので、その点を考慮してお読みくださいね。
1. 皮下免疫療法
初めての治療は小学4年生の頃におこなった体質改善の『皮下免疫療法』です。
よく皮下注射などと呼ばれているものです。
もう何十年も前のことなので、薬の名前や、接種の周期などの記憶は覚えていませんが、週に2・3回耳鼻科に行き注射をしてもらっていました。
それを半年以上続けていたのですが、毎回注射を打つために通うのが辛く、辞めてしまいました。
注射は我慢できたのですが、先生が結構怖い先生で続かなかった。(笑)
実は私の母もこの皮下注射を高校生くらいの時に経験していて、おかげで花粉症の症状がすごく軽くなったと言っています。
母も症状はかなりあったらしいのですが、注射のおかげで今では薬を飲まずに過ごせるまで体質が変わったようで、症状といえばたまに鼻をかんだりするくらいです。
私ももう少し続けていたら体質が変わったかもしれないと後悔することもありますが、母も半年ほどの注射で治ったと言っているので、いくら長く続けても私には合わない治療法だった可能性もあります。
今またこの治療をやり直せるなら、きっと最後まで受け続けると思います。
2. ステロイド注射
次に行ったのは20代の頃、『ステロイド注射』をしました。
その頃はまだインターネットの情報も少なく、知識もなかったので、安易にこの注射を打ってしまいました。
ですが、打ってからすぐに後悔することになりました。
ステロイド注射を受けたのは都内の小さな個人病院で、スタッフはおじいちゃんの先生、看護士さんと受付の女性くらいしかいませんでした。
ちなみに事前予約が必要で、料金は保険の適用はなく1万円でした。
病院ではおじいちゃん先生がきちんと問診とかもせず、注射をしてすぐに出て行きました。その後、看護婦さんと二人で少し話をしました。
看護婦さんは私に「お子さんの予定はないわよね?1年以上絶対に子供は作っちゃダメよ。」って言ったんです。
その看護婦さんの言葉と表情からすぐに体に悪い注射だったと気付いたんです。打つ前に言ってよ!って思いましたが、それから2年くらいは花粉症の症状が出ませんでした。すごい効き目があったんです。
それと同時に副作用もありました!
ここには書きませんが命に関わることにはならなかったので、幸いです。
でも、もう絶対に打つことはないですし、人にも勧めたりもしません。
3. 鼻粘膜焼灼術
高校生の頃からゴルフをしていたのですが、花粉の飛ぶ時期はお休みをするしかありませんでした。
ゴルフ中に鼻をかんでばかりいるし、パターの際に下を向くと鼻水が垂れてくるからです。パターに集中できないんです。
そして、プレー翌日は花粉の大量摂取によって熱を出してしまうんです。(泣)
社会人になり毎週のようにゴルフに行きたい!!!ってゴルフのことしか考えていない時期があったんです。
そんな時に私と同じように花粉症持ち、ゴルフ大好きなルームメイトから『鼻粘膜焼灼術』を受けるから一緒に受けないかと誘われたんです。
私がルームメイトと行ったのは豊島区の病院でした。インターネットで鼻粘膜焼灼術が上手との噂でこの病院を選びました。
一般診療の後で鼻粘膜焼灼術の患者のみの施術が始まりす。
私の前にもう一人男性患者さんがいて、男性患者さんが診察室にいて施術をしている間、私は待合室で麻酔を受けました。
麻酔は麻酔液で湿らせた細長いガーゼをピンセット鼻の奥まで挿入していくというもの。
これ聞いただけでやりたくないって思っちゃいますよね。(笑)
かなり辛かったけれど、インフルエンザの鼻に棒をグイって入れる検査くらいの感じでよりはマシでした。(笑)まだ我慢できるレベルでしたよ。
鼻に麻酔液を湿らせたガーゼを挿入したまま、しばらく口呼吸で待ちます。
そして、先に入っていた男性患者さんが戻ってきました。私は鼻からガーゼが飛び出しているのを見られたくなくて、手で鼻と口を覆って先生に呼ばれるのを待っていました。
男性患者さんはおそらく施術を終えたようでお会計を済ませたら帰って行きました。
その後、私も診察室へ呼ばれ椅子に座りました。
先生が、鼻からガーゼを抜き、麻酔が効いているか確認をしてくれました。
麻酔は完全に効いていたので、いよいよ粘膜焼灼術が始まりました。
この施術を受けている間、痛みなどはかんじませんでしたが何か焦げる匂いが自分でもわかりました。
それが数分程度続き処置は終了。その後、内視鏡で鼻の中を撮影。
先生がモニターに映る映像を確認して、私も横目で確認。
何が上手で、何が下手なのかはわかりませんでしたが、これで鼻腔粘膜焼灼術が終了です。
待合室に行くと一緒に予約したルームメイトが鼻にガーゼを入れて待っていました。(笑)
彼女は口呼吸しているので喋れませんでしたが、私が一方的にどんな施術だったか説明をして、一足先に薬局でお薬をもらって帰宅しました。
術後1週間くらいは鼻をかんだりすると血が混じっていたりしましたが、花粉の時期の辛い鼻詰まりは全くなくなりました!
ですが、鼻水はダラダラ出てました・・。詰まらない分、出てしまうのでしょうか。(汗)
これは皆んなが同じ感想なのかわかりませんが、寝ている時にものすごく楽になれるので、やらないよりはやった方が断然良いです!
2年後にもやろうと思ったのですが、予約を取ろうと思った時期が遅すぎて、受け付けてもらえませんでした。
私の受けた病院では花粉の時期には受け付けていなくて、施術の予約は1月までしか受けてくれませんでした。
4. 舌下免疫療法
一番最近おこなった治療は数年前から鳥居薬品で臨床試験をしている『舌下免疫療法』です。
「シダトレン」と言う使い切りの点眼薬のようなケースに入った液体のお薬を舌下(舌の裏側あたり)に滴らして数分おいてから飲み込むというもの。
1週目は少量入ったものから始めて、2週目に入ると少しですが量も増えました。
増えたと言っても目薬の入れ物自体が小さいので、それほど差を感じませんでした。
舌下免疫療法で初めて処方箋調剤薬局に行った時に専用のノートも貰えました。
飲んだら書き込んで飲み忘れないようにしたり、飲み忘れた場合にも次はいつ飲むのか記入して計画が立てられるようになっていたので、とても便利なノートでした。
結果を先に言うと私は4週間くらいでリタイアしました。
こちらの治療はかなりの回数病院に通わなければいけないんです。
初めは週に2回、2週目も1回それ以降も2週に1度など決められた回数、耳鼻科で処方箋を出してもらわないとお薬を受け取れないと説明を受けました。
5週目以降は治療を受けていないので分かりませんが、もう少し耳鼻科に通う回数は減るかもしれないです。
この治療は副作用が出て合わないと判断された時点で治療が終了させられます。
私の場合、副作用と思われる蕁麻疹が両足全体に出てしまいました。
初めはシダトレンのせいだとは思わず、ただのかぶれかと思っていましたが、全然快くならず悪くなる一方で蕁麻疹の範囲が広がって行きました。
耳鼻科に行った時に先生に聞いてみましたが、通常ほ副作用とは違うからと相手にされず、皮膚科に行くように指示されました。
皮膚科ではシダトレンを服用していると伝えたら、おそらくシダトレンが原因ではないかとの診断でした。
再度耳鼻科にいき、皮膚科の先生の診断内容を伝えたら、「皮膚科医が言うならそうでしょうね。」とあっさり答えられ、これ以上シダトレンの治療はできません、と告げられ処方箋がもらえなくなりました。
この治療法に期待していたのに、臨床試験に参加出来なって残念な気持ちと、耳鼻科の先生の対応にがっかりで、本当に足の蕁麻疹がシダトレンが原因だったのか。
たまたま体調不良だったのかもとか、モヤモヤした気持ちで治療を終えました。
まとめ
花粉症治療に関してはメリットもあればデメリットもある場合が多いなと感じました。
現在、花粉症の症状が出た時は日本から持ってきたフェキソフェナジン60mg、アラミスト点鼻薬を使っています。
どちらも使ってい
て、とても快適です。
特にフェキソフェナジンは私には眠気などの症状も起こらなくて、普通の生活ができるので助かります。
今後、アメリカで新たな花粉症の治療法が見つかったら試してみたいなと思っています。
また、良いお薬が見つかった際にはこのブログでシェアしていきますね♪
ではまた次回、ミスニコルのアメリカンライフでお会いしましょう〜!!